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はしゃいでいる君の気持ちを曇らせた

そりゃあ息子がおっきしたら大変だからだろ(挨拶) 昨日日記更新したかったのに出来なかったので一気に二日分更新。 あ、でも12日~14日の三日間は放置になっちゃうかも?もしそうなったらごめんなさい。 さて挨拶の内容ですが……それは半月を買って帰った日のトイレ。 折角トイレに篭るんだから、お供に小説が必要。だもんで買ってきた半月の新刊を…… まてまて!トイレで半月を読む気か?? いかんいかん! トイレで里香と二人っきりなど! 興奮して便どころじゃない! という訳で、同じ電撃文庫の雷娘の3を連れていく事に。鬱ギャグ作家として悪名高い鈴○鈴先生の作品。 だけど内容は半月でお送りします。 里香は多香子に悪戯する。 そしたら多香子は怒り狂って里香に反撃。 結果、見事勝利?して里香にマウントポジション。 勝利した吉崎多香子。 頬が赤くなるまで抓って…… 里香の顔を両手で掴んで自分の顔を近づけて凄む。 「これに懲りたら二度とあたしに逆らわないで」 そう言おうとした瞬間…… ガラガラー 「り、里香……」 「裕一っ!?」 「戎崎先輩?」 吉崎多香子は裕一を見て、今の状況を再確認してみる。 秋庭里香に馬乗りになってる自分。 秋庭里香の頬に手を添えている自分。 秋庭里香の顔に顔を近付ける自分。 この構図はもしかして……もしかしなくても自分が秋庭里香に関係を迫っているようにも見えないか……? いやまさか、そんな風には見えないはずだ……とかいった吉崎多香子の楽観思考をいとも容易く打ち砕く戎崎裕一の反応。 「あ……その……ごめん!里香っ!俺さ、全然知らなくて!」 違う、そうじゃない、誤解だ、とすぐに言おうとしたが否定しようとすればするほど余計怪しくなる気もする。迅速な対応か、確実な対応か、その二者択一に悩み……。ついに吉崎多香子の選択肢は悩んだが故に二つからゼロになる。 「で、でも大丈夫!ちょっとびっくりしたけど……俺は”そういうこと”には理解があるほうだから!」 そう言って扉を閉めて逃げるように部屋から出て行く戎崎裕一。解けぬ誤解を腹に抱えたまま……。 だが救いの女神の声は意外にも自分の足元から聞こえた。 「裕一、待って」 ガラガラ…… 腹立たしい事に、あっさり戻ってくる戎崎裕一。 そうとも。秋庭里香だ。戎崎裕一の恋人である彼女の方が、この誤解は都合が悪い。大丈夫。この娘に任せておけば全ての誤解は解ける。 「裕一が考えてるような事じゃないから。ほら、あたし達って仲悪いでしょ?喧嘩してたの」 ほら、やっぱり。その喧嘩の続きはまた今度すればいい。この場は彼女に任せておいて安心。 そう思ったのは、吉崎多香子の誤算。まだ彼女は、自分で言っておきながら秋庭里香がとことん意地悪だという事を理解していない。 「だって……多香子ったら。あたしがこんな明るいところでなんて嫌だ、って言っても聞いてくれないんだもん」 吉崎多香子には……頬の、抓って赤くなったところが、別の意味で赤くなっているようにさえ見えた。 やっぱり里香先輩は意地悪だ。

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