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作:6-238さん 「一日メイド里香」

※このSSを楽しんでもらう為に、SSが出来上がるまでにどんな流れがあったのか知っておいて下さい。


205 名前: イラストに騙された名無しさん 投稿日: 2005/04/28(木) 02:56:18 ID:YNvNboOp
僕にとって女は里香だけだ里香以外は~ってところが印象に残ってる。なんでだろ
206 名前: イラストに騙された名無しさん [sage] 投稿日: 2005/04/28(木) 08:59:01 ID:jxq26Lcc
裕一は口ではいつもそうは言うが
3巻で穴があったら入りたい状態だった事を忘れてはならない
207 名前: イラストに騙された名無しさん [sage] 投稿日: 2005/04/28(木) 10:30:16 ID:ghGNPTv7
うまいっ!!
208 名前: イラストに騙された名無しさん [sage] 投稿日: 2005/04/28(木) 15:07:05 ID:2x0tVtkL
裕一は□ではいつもそう言うが
3巻では穴があったら入れt(ry
209 名前: イラストに騙された名無しさん [sage 口があったら入れt(ry] 投稿日: 2005/04/28(木) 17:54:36 ID:jxq26Lcc

里香「口がどうかしたの?」

210 名前: イラストに騙された名無しさん [sage] 投稿日: 2005/04/28(木) 18:02:38 ID:qLLwcG34
口でやって欲しいと

211 名前: イラストに騙された名無しさん [sage そうは言っても最後には折れるのが里香] 投稿日: 2005/04/28(木) 18:41:59 ID:jxq26Lcc
「口でするって何?」

説明する




212 名前: イラストに騙された名無しさん [sage] 投稿日: 2005/04/28(木) 18:59:52 ID:uFFnKEqJ
そういう時は優しく愛撫からはじめて上げましょう
213 名前: イラストに騙された名無しさん [sage>>211ちょっと想像しただけでニヤニヤが止まらず] 投稿日: 2005/04/28(木) 19:19:51 ID:6xMXY/d2
お前らそんな妄想はやめろっ、俺の里香を汚すんじゃない!!

228 名前: イラストに騙された名無しさん [sage] 投稿日: 2005/04/29(金) 12:27:27 ID:OAuDXOeo
>>226
ちょっと違うぞ
『命をかけてきみをものにする』 R
>>227
マニアめ
じゃあ俺は、
裕一との賭けに負けた里香が裕一の一日メイドとして
屈辱的で内心嬉しい里香の一日を描いた話をキボン




「入るぞ」
そう言って里香の病室のドアノブに手をやった瞬間、僕は嫌な予感がした。
ドアが少し開いている。念のためドアの上を見てみると、案の定ミカンが置いてあった。
何か良い事がありそうな気がする。そう思いながら僕は病室の前でミカンを食べた。
仕掛けが実らなかったことを里香に知らしめてやるためだ。
病室に入ったときに里香のくやしそうな顔を見ながら言ってやるのだ。
『残念だったな、こんな単純な手に何度も引っかかる俺じゃない』と。

全部食べ終わってから、勢い良く病室に入った。
「残ね――」

ゴスッ

どうやら、ドアを閉めた瞬間第二のトラップが発動したようだった。
床に転がるデコポンを見つめ、ミカンを回避してしまったことを後悔した。

「ねえ、裕一」ひとしきり笑った後で里香が言った。
「あれしよう。かくれんぼを物でやるやつ」
「え? 隠し物ゲームのことか?」
全く予想してなかった言葉に僕は驚いた。
「いいけど、どうしたんだよ突然
「前に裕一に聞いてから、ずっとやってみたかったの」
里香は照れたように笑った。
隠し物ゲームは、自分の大切な物を隠して相手に見つけさせるゲームだ。
見つかるとそれは見つけた奴の物になるから、結構盛り上がるんだと里香に話したことがある。
その時の状況は今思い出しても恥ずかしいけれど。
「私のはもう隠してあるから、裕一がオニだよ。制限時間はお昼まで」
「うーん」
隠し物を見つけて里香の大切なものを手に入れてやるのもいいが、もう一泡吹かせてやりたい。後頭部の痛みが僕を熱くさせた。
「里香、一つ賭けをしよう」
「賭け?」
「このままじゃ引き下がれないからな。
 俺が里香の隠した物を12時までに見つけられなかったら、今日一日何でも言う事を聞いてやる。
 奴隷にでもなんでもするといい。でも、もし見つけたら――」
ゴクリと唾を飲む。
「里香には、今日一日何でも俺の言うことを聞いてもらう」
言い終わってから、しまった、と思った。
僕は普段から里香の奴隷のようなものじゃないか。
これは賭けとして成り立っていない――
「いいよ」
「へ?」
間抜けな声が出た。
「奇麗に仕掛けに引っかかってくれたから、ごほうびにその賭け、乗ってあげる」

成る程、余裕というやつか。いいだろう、見てろよ里香。思い知らせてやる。
真剣勝負のゴングが鳴ったのだった。

駄目だ、見つからない。
屋上も、僕の病室も、医局さえもこっそり忍び込んで探したのに、一向に見つからない。
見つかる気配すらない。里香の病室も探そうとしたら怒られた。
すでに11時30分を過ぎている。
里香は、隠し物には見たらわかるように目印を付けてあると言っていた。
そうは言っても、隠された物の大きさも形もわからないのだから、探すのにはかなりの注意力がいる。
大きな箱に入っているのかもしれないし、トイレの蛇口に突っ込んであるのかもしれない。
里香ならやりかねない。そんな可能性まで考えだしたら、絶望的になった。
賭けなんてするんじゃなかった。
里香のことだから、今までより何倍もひどい肉体労働を強いるに違いない。
何しろ、僕は賭けに負けたのだ。文句は言えない。
僕は探し回るのを諦めて、すこし横になろうと自分の病室に戻った。
「はあ……」
病室のドアをいい加減に開け閉めすると、思いのほか勢いがついてしまうものだ。
扉は大きな音を立てて閉まった。

ゴツン
「え?」
落ちてきたのは、『当』と大きな赤い字で書かれている包装紙に包まれた長方形の箱だった。
「ああ、それ? 今朝君のいない間に女の子が来て、絶妙なバランスで仕掛けていったよ。凄いよね。今にも落ちそうなのに、軽く閉めたくらいじゃ落ちてこないんだ」
うろたえている僕を尻目に、同室の大学生が素っ気無く言った。
「見つけちゃったの? 裕一バカだから絶対気付かないと思ったのに」
何とでも言えばいい。僕は賭けに勝ったのだ。
「さあて、約束は守ってもらおうかな」
里香も約束を反故にするような横暴はしないだろう。
「……仕方ないか。で、何をすればいいのよ」
「今日一日、俺の身の回りの世話をしてもらおう」
「そんなことでいいの?」
当然、そんなに甘くは無い。
「ただし――これを着てだ!」


里香に余計な知識が無くてよかった。
あらぬ嗜好から作り出されたメイド服を「かわいい」と言ってすんなり着てくれた。
思えば里香は普段パジャマしか着ることが無いのだ。
何だか騙しているようで後ろ暗いが、本人は喜んでいるわけだし、問題は無いと思う。
「まずはやっぱり掃除からかな」
「裕一の部屋を掃除すればいいのね。わかった。それくらいならできるよ」
違う、違うんだ里香。
「里香、悪いけど、そこは『わかりましたご主人様』なんだ……け、ど」
「……何それ」
視線が冷たい。
「ごめん、やっぱりいい」
残念だけど妥協することにした。あまり調子に乗らないほうがいい気がする。
「バカ」
里香は溜息をついた。
「……じゃあ掃除始めるわよ。…………ご主人様」
「え? り、里香、今」
「もう言わないから」
心の底から嬉しかった。


「おじゃまします」
里香は律儀に挨拶をしてから病室に入った。大学生は絶句している。当然だ。
戎崎コレクションは全焼却したので、やましいものは何も残っていない。
唯一やましかったメイド服も今は里香が着ている。
里香は床磨きから初め、以外に順調に掃除を続けた。
体調はかなり良いらしく、動きにも熱が入っている。
「裕一、あんたこれ洗ってもらってんの?」
そのうちに、どこから引っ張り出したのか、
里香は溜まっている洗濯物の中からシャツを取り出してみせた。
「あー、最近母さんあまり来なくて」
何度も着たものもあるので、かなりクサイはずだ。
「これは洗濯しないとね」
「そこまでしてくれるのか?」さすがにあまり無理はさせたくない。
「裕一だって、本当はして欲しいんでしょ」
「それは、まあ」
「じゃあ洗濯場いこ」
里香は楽しそうに笑った。

こんな調子で、里香は不思議なほど積極的に働いてくれた。
どういうわけか、嫌々メイドをしているはずの里香の表情は生き生きしているし、
思い起こせば朝からどちらかというと優しい笑顔ばかり向けてくれている。
毎日こうならいいのに、という考えと、なぜ今日は特別なのかという不安が交錯して複雑だった。
今僕は自分のベッドの上で里香のマッサージを受けている。
同室の人たちは僕たちに当てられて部屋を出て行った。後でなんて言われるだろう。
「どう、裕一。気持ち良い?」
「天国だよ」
正直に答えると、里香は「バカ」と言いながらも、丁寧に揉んでくれる。
しかし、メイド服姿の里香は反則的にかわいい。
男として、男の部分がもうどうしようもなくなってきた。
里香が処理してくれるならそのまま昇天してしまいそうだ。
例えば、口とかで。
「口がどうかしたの?」
冷や汗が出た。声に出ていたらしい。里香はこういう事には全く免疫がない。
それは戎崎コレクションと代償に学んだ。返答次第では天国から地獄だ。
「い、いや、それは」
そこで考えた。里香は言ってみれば男の性について何も知らない。
当然、愛し合う男と女の行為についても。
それならば、ここで僕が教えるべきじゃないだろうか。
それは無謀な考えだった。
「あ、あの、男にしかないアレがあるじゃないか、その」
里香は戸惑ったが、僕が何を言わんとしているのかを察すると、
頬が紅く染めながら頷いて言葉の続きを待った。
ここからは更に慎重さが要求される。
「それを、女が、その、く、口でく、くわ……え、えと」
気が付いた時には里香の顔は真っ赤だった。

バチン

「近寄らないでよ! ヘンタイ!!」
里香が去って行く。同時に、このメイドごっこも終わりを告げたのだった。

里香の部屋で平謝りに徹してようやく許してもらった時には、もう消灯時間直前だった。
部屋を出て行く僕を里香が呼び止めて、何か四角いものを僕に投げた。
「これ、忘れてるわよ」
投げてよこされたのは、あの『当』と書かれた箱だった。
「そういえば、これって中身は何だったんだ?」
賭けにこだわり過ぎたせいですっかり忘れていた。
「もう自分のものなんだから開けて確かめればいいでしょ」
「じゃあ遠慮なく」
言われた通り包装紙を破ろうとする僕を里香が止める。
「ちょ、ちょっと! もう消灯時間なんだから自分の部屋でやりなさいよ」
ああ、今日は朝から里香は優しかったというのに、夜にはすっかり怒らせてしまった。
今回のことはやっぱり僕が悪いんだろう。
沈んだ気持ちで病室に帰った。

病室で、さっきの包みを開けてみる。長方形の紙箱の中心だけ、中身が見えるようになっている。
『Happy Valentine』の文字がそこにはあった。
中身は大きな丸いチョコレートだった。
「そういえば今日は」
その瞬間、部屋の電気が消えた。

どうしよう。里香に会いに行きたい。会ってお礼が言いたい。
叫びたい。あの里香にチョコを貰ったんだぞ、里香にだ。
でも声も出せない。もう今日は眠れないのだろう。チョコを食べても食べなくても。
そうだチョコはどうしよう。今すぐ食べようか、それとも飾っておこうか。
部屋に飾っておいたら里香はどんな顔をするだろうか。見て見たい。
決めた、食べないで飾っておこう。

夜中に、考え直して二つ割って半分食べ,もう半分は箱に戻して飾っておいた。
これが一番だと思った。
 
                                            終

COMMENTS

コメントを書くのは初めてですが、結構前から『秋庭理香同盟』のブログは拝見させて頂きました。
実に面白いブログですね~~!(´∀`)
半月の6巻7巻あたりはパンツ廃人さんが書いてもいいくらいですよ!!(笑)
コレからも応援してるので、面白いブログを期待しています…m(_ _)m

アニメは6話までとか・・・長い間期待させといて・・・これかよ・・・結構ひどいっす・・・

かなりおもしろい!続きがよみたい!(^0^)/

失礼ですが・・・
確か裕一の部屋って個室だったと思います
でも作品は面白かったです

個室だと、もっと色々と出来ますねw
まぁ細かいことはおいといて、僕もこの話はお気に入りです☆

最高です

いいな~メイド

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