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呆れるくらい 君へのメロディ
TDD-1は最大潜航深度より全長の方が長い件について(挨拶)
所詮は沿岸作戦用の艦なのか……通常動力でもいい気がしてきた。
昨日レスしたと思った内容が書けて無かったので追記。
>とうまさん
ほら、アレです。ドラマ化したんだと思えば。女優さんを里香だと思わないのと同じような感じでw
フィギュア、色塗りが上手に出来てるといいですね。
今日はコミック本編についてちょっと見てみたいと思います。
「コミックしか見てないけどネタバレされてもいい人」向けのレビューです。
とりあえず今回の話のテーマはコレです。
「覚悟」
正確には今回で1巻のラストまで終わらなかったので、1巻のキーワードである”覚悟”の誤解までは行かなかったですが。
この「覚悟」、裕一は良い意味で捉えています。この時点では、出来る覚悟ならした方が良い、と。
しかし、里香にとって、父親との思い出の場所である砲台山に行ってする覚悟とは、思い残す事無く死ぬ覚悟です。
それを知らず誘う裕一。裕一が気付いてないのを知っていて何も言わない里香。二人は夜の病院を抜け出します。
今回はそんな話。では中身を見てみましょう。
当然重病患者を連れ出すので内緒です。夜中にこっそり連れ出します。
このコマだけ見ると、裕一の告白のようにも見えますがそれはまた後の話。
ですが今回のような「冒険」、果たして裕一という頼りない付き人だけで大丈夫なんでしょうか?
外に怖いモンスターが居るような世界ではありませんが、中には居る世界です。
というわけで助っ人です。
そこに現れたのは!
ものっそい腰の低いタイガーマスク
ガタイが良いだけに好感度高いです。というか…
そんな細い目してたらバレちゃうよっ!!
と言ってもまだ里香は司キュンとは面識がないのでバレることはありません。
ハッキリしないのが嫌いなはずの里香。しかしながら正体を突き止めるような行動には出ません。
つまり「正体がハッキリしない人」ではなく「タイガーマスク」として認識したようです。
クリスマスに枕元にプレゼントを置く不審者を発見しても「サンタクロース」だと認識する子供のように純真と言うか素直と言うか。
余談ですが、僕んちは、町内会のおじさんがサンタのコスプレして、チャイムならして玄関からやってきました。
僕は僕で、サンタを信じないわけでも無く「この格好をしてプレゼントを持って来てくれる人をサンタと呼ぶ」んだと思ってました。そんな訳で今でもサンタはいると信じてます。
それでは心強い戦力も増えた事ですし作戦決行です。
メタルギアソリッドの様に周囲を警戒する裕一。大佐のフォローはありません。武器は全て現地調達ですが警戒力は万全です。
里香にも注意を促します。「後ろを向くな」だなんて何かのホラーのようですけど気にしません。後ろから追ってくるモノがつかs……タイガーマスク以外にいるとしたらそれはきっとリアルに恐怖の対象ですので。
ソレはともかく素直に真面目に頷く里香萌え。
万全な警戒力の裕一と里香。これなら、監獄の警備員でも無く、さして警戒もしていないナースどもに見つかるはずはありません。
しかし裕一と里香は万全でも……
人一倍身体の大きい男が見つかってしまいます。何の為に付いて来たんだよオマエww
「あんたたち何やってんの!」
またよりにもよって鬼神に見つかってしまいました。最初の草原でラスボスと出会うRPGのような展開です。
あんまりな展開に発見された司も「振り向くな」と言った裕一も言われた里香も一斉に振り返ってます。
このあんまりな呼吸のピッタリっぷりにちょっと吹きました。
さてこのいきなりの大ピンチに戎崎隊長の取った行動とは………
三十六系逃げるにしかず!
人はパニックに陥った場合正確な判断が出来ません。例えば上から植木鉢が落ちてきた場合、「上」とか「危ない」とか言うより、「走れ」と言った方が助かる道はあるようです。
では、彼らに助かる道は……
しかし植木蜂と違って追いかけて来ます。無理かもしれません。
あまりの恐怖に振り返るなと言った当人も振り返ってます。
里香可愛いよ里香!じゃなくて……重病患者のはずの里香ですら一生懸命前を向いて走ってるのに。この辺りは二人の性格の差でしょうか。
裕一……振り返る
里香……前を向く
じゃあ……司キュンは???
立 ち 向 か う
女傑族の亜希子さんと言えど女性。男性の中でも、体格にも恵まれ、国体選手も真っつぁおの司が有利なのは言うまでもありません。
「チッ」
突然立ち塞がる強敵に流石の亜希子さんも舌打ちをして怯みま……
<<ああっ!ツカサ・セコグチがやられた!>>
全然、怯みませんでした。
顔面が高くて遠いならまず足元。格闘の基本、ローキックを司の重い体重を支える足に「足元がお留守でしたよ?」と言わんばかりに攻撃。
司じゃなければこうなってる所です。
司じゃなくてタイガーマスクでした。すっかり忘れてました。
里香の青ざめた表情が印象的です。なにしろあんなに頼もしそうだったタイガーマスクが一撃で……。
しかしタイガーマスクは思いの他、平気そうです。
”それが、裕一の見たタイガーマスクの姿だと、この時は知る由も無かった”
とか本編なら書いてそうな位の眩しい笑顔です。
ともあれ、タイガーマスクをサクって無事(?)脱出に成功した裕一と里香。しかし徒歩では砲台山には遠すぎます。しかし真のヒーローたるモノ……
逃走手段もばっちり用意してます!流石はタイガーマスク。
あれ?でもこの原付、どっかで見た事あるような……?
ブレーキが無い!!
こ、これは伝説の!!
あの、水前寺さえ振り切った、伝説の「盗まれた原付!」
これならどこにでも行けそうです。
さて、オマワリに見つかったら即止められる二人乗りで出発です。
と、その前に……半月読者にお馴染みの裕一によるいつもの妄想タイムの始まりです。
「いい匂いがして、里香の感触と温かさが伝わってくる。首筋に里香の温かい吐息を感じる。このまま振り返って里香を抱きしめたかった。……やったら里香に殴り飛ばされるだろうな。痛っ」
「声に出してる。ヘンタイ」
若干脚色してますが、原作の方はもっと生々しい妄想してましたwこの頃から裕一は裕一だったんですね。
この後、運転しながらの父親の回想シーン。里香のヘルメットがコミック版ではフルフェイスじゃないので背中から直接伝わってくる声のシーンとかはありません。
「母親は泣きに泣き、苦労の毎日だった。そんなわけで僕は父親を敵視し、常に嫌悪するようになった」
5巻ではバカップルであったことが伺えるこの夫婦ですが、この時点の裕一からは泣いている母親はこのように見えています。
泣いている母親です。決して「君主は義兄弟の仇を取りに行くと無謀な事を言うし跡取りのおじゃる丸は頼りにならないし馬謖は自身過剰で言いつけを守らないし魏延はやたらと反抗的だし」と悩んでいる諸葛亮じゃありません。
そんな邪念をもっていながら運転したせいか、あっさりすっ転びます。
ぐるぐる回る視界の中で、里香を受け止めなければと必死で考える裕一。
しかし彼は、タイガーマスクのようなヒーロー、ではありません。
想いも空しく仰向けに倒れます。
里香は倒れてないのに!
「バカ!死ぬかと思ったじゃない!」
今から死ぬ覚悟をしに行く女の発言とは思えませんが、流石にベッドの上以外で死ぬのは勘弁こうむるようです。
しかし、流石の里香と言えど、事故って無事で済むはずがありません。
膝に怪我を負いました。ヴィクトリカと同じくヒキコモリは痛いのが苦手なはず。
二人の逃避行もここで終r……
おもむろにポケットから包帯(ハンカチ?)を取り出し、傷口に巻いて何事も無く「大丈夫。さあ、行こう」と言う里香。
「骨折以外は怪我じゃない」と言った鉄人金本兄貴を思い出します。
目的の為には迷いを見せない里香らしい一面です。
恋愛面でもこの一面が度々見れるのですが、それはまだ先の話。
ともあれ、まだ動く伝説の原付でフラフラと頂上に。
だけどそこは何も無い閑散とした所。里香の想い出の場所とは似ても似つかない……というところで終わってます。
ここからさらに真の頂上への道を登るんですが、それはまた来週の話。
来週は、1巻分、全て終わるんでしょうか?さすがに終わると思うんですが、今回20Pぐらいしか無かったのが不安です。
しかし今回はそんな不安を吹き飛ばすイラストが!
まずはこの一枚。
山本氏による、おそらくは来月の電撃hpの表紙と思われる里香のイラストです。
花束を抱えた里香がものすごい里香らしい表情で笑っています。
電撃hpには橋本紡氏がドラマCDの「金色の思い出」が逆輸入して書かれてるそうです。
コメントが過去形なのは橋本節です。未来の二人がこの頃を振り返って…だと思っておいて下さい。
そして次。
コミックとのあまりの違いに、最初このイラストがBたろう氏のものであると気付きませんでした。
ウサミミ里香テラモエスwwww
耳好きじゃないのに耳好きみたいな話をしますけど、里香に耳つけるなら、”ツンデレ”の象徴のネコミミか、”実は寂しがり屋”の象徴のウサミミだと思うんです。
Bたろう氏には、なんかこの調子で本編とは別に里香のイラストを本編に縛られずフリーダムに描いて欲しいと思いました。
もちろん山本氏にもPONさんにも他の方々にも!
里香可愛いよ里香!!
<<君となら何だって信じれるような気がしてんだ | HOME | 夜のうちに静かに抜け出そう 映画で見たあの二人のように>>
COMMENTS
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そういえば、ココに来なかった間にまたまたお仲間(里香同盟)が増えたんですね!!賑やかでうらやましいですね~
コミックレビュー読みました・・・・マジで面白いっす!!たまに元ネタを知らなかったりもしますが、それでもウケましたよーナイス文章ですぜ☆もう教えることは何も・・・・ない!っと勝手に免許皆伝しちゃいそうな勢いです!!いつから僕は師匠に?!という疑問はココロにしまっておいてくださいね??
パンツ廃人さんのおかげで4話読めた訳ですし!感謝の一言に尽きまっす☆なんだか新しいコミック版の楽しみかたを教えてもらった感じです。そうかーこういった楽しみ方があったのか・・・っ!ある種、ツッコミの練習になる・・・
>電撃hpには橋本紡氏がドラマCDの「金色の思い出」が逆輸入
これ僕もこの間知りました。是非ともhp買って読みたいところですね~最近、ドラマCDを聴きまくってます!なので、よりいっそう読みたい!!こんな私は・・・淫らかしら??イケナイわよね・・・キャラ崩壊してるのは無視していただけると嬉しいです。ww
では、また~ノシ