秋庭里香同盟

いつから巫女は脇を出すようになったのか（挨拶） 誰か教えて下さい。多分巫女じゃない弾幕巫女からだと思うんですが。 でもまぁ改造巫女服も正統巫女服も萌えればＯＫです、という意見を聞いた時、涙が零れました。なんという深い愛。 数日前にメッセで思いついたネタ。また色んなののパクリですけど。 あらすじ風に説明するとこんな感じ。 今日、里香の機嫌を損ねた。 でも、機嫌取りには自信があったんだ。 なんてったって今日は――― 橋本紡、山本ケイジがおりなす感動のハートフルストーリー第１２巻 「里香」 呼びかけてもこっちを睨んで無言。 「あのさ、３時のおやつ用意してるから食べに来ないか？」 少し表情が険しくなる。どうやら食べ物で釣ろうだなんて根性が気に食わないらしい。だけど今日は……。 「今日は凄いぞ。司に作り方を教わって作ったんだ」 それがどうかしたの？といわんばかりに表情は固いまま。里香が何かを講義しようと息を吸ったその時、僕が先に口を開いた。 「今日のおやつはプリンだぞ」 ぴた、と止まった気がした。だけど、まだまだ表情は険しく固いまま。流石里香。今更パティシエ司のプリンごときでは動かない。でも……。 「生クリームの上に、苺も乗ってるぞ」 そう、プリンというよりはパフェに近い。 「甘くて柔らかいプリンの上にだな。特性のソースをかけて、生クリームを載せて、さらに真っ赤な苺が乗ってるぞ」 「…………」 「……だ、めかな？」 「……………………いく……！」 「プリンプリン柔らかプリン♪」 部屋を出るまでは怒った表情のままだった階段を降りる頃には里香は怪しい鼻歌を歌いながらスキップするような軽快な足取りだった。階段から転倒しないように、こけてもいつでも支えに行けるように注意深く見守りながら、その後ろ姿に見惚れてる。怒ってる時も美人だけど、やっぱり笑ってる時の方が可愛い。顔だけじゃなく、雰囲気全てが。 「あら？里香、おやつ食べるの？」 一回ではお義母さんが待っていた。里香の顔を見てとても意外そうな顔をしている。 「うんっ」 「な、なあ、飲み物何にする？」 子供みたいに嬉しい声で答える里香に何か言おうとしているお義母さんを、制するように間に入る。お義母さんにアイコンタクト。せっかく素直に降りて来たんだから余計な事は言わないで下さい。 里香を座らせて、飲み物を準備するお義母さんとこっそりヒソヒソと話しかけられる。 「どんな魔法を使ったの？あの娘、誰に似たのか頑固者だから、機嫌を悪くしたらそう簡単には直らないのに」 「何もしてませんよ。今日のメニューが良かったんです。甘いもの好きですし」 本心だった。正直運が良かった、と思う。これが里香の好きじゃないメニューだったりしたら多分うまくいってない。 「そうかしらねぇ。こないだ機嫌が悪かった時も甘いものだったけど、あの娘食べなかったのよ」 なんでもない一言、だったけど、お義母さんは、憎々しそうな、それでいて優しさを含んだような複雑な表情でこちらを見ている。 「どうして今日は、素直に降りてきたのかしらね？」 どきりと胸が弾む。それってつまり。プリンに関係の無い、喜んで良い理由が他にもあるって事なんだろうか。 「さ、さあ、僕には判りません。なんででしょうね」 そう言って俯いて目を逸らしたのは、気まずかっただけじゃなく、きっと、嬉しいような恥ずかしいような、そんな表情を他人に見られる事に動揺したからかもしれない。 おっと、こんなことしてる場合じゃない。リビングではお姫様が退屈そうに待っているに決まってるんだから……。 気付けば里香の台詞ほとんど無ぇ。 レス！ ＞水瀬さん 失敗しても楽しく何度も作ればきっと力になると思います。僕のアレな技術もそりゃあもう酷いもんでしたし、今でもあんまり変わって無いですけどｗ ＞トモさん でも僕の台詞というよりは、みんなの台詞だと思ってますｗPONさんも時々言ってくれますしｗ ＞刹那さん いやはや、ああいうルール見る度、あんまり気分良いもんじゃないなぁと思ってたんで。やりたきゃ勝手にやれ、ってバトンなら別に良いですけど、ああいう文がついてると不幸の手紙と何ら変わらないですしね。