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作:9-505さん 「温泉旅行」

454 名前: イラストに騙された名無しさん [sage] 投稿日: 2005/10/02(日) 22:07:24 ID:G4a3Dzmj
>>453
描いてくれ!三万!三万やるから!超肉たのむ!三万やるから!
505 名前: 非エロですが [sage] 投稿日: 2005/10/03(月) 23:56:34 ID:FDiHr9OD
「な、なんで!」
「そっちこそなんでここに居るのよ。こっち見ないで!」里香が叫ぶ。
僕は混乱していた。確かに受付で、「お二人でごゆっくりして下さい。」と言われたけど、混浴だなんて聞いてないぞ。
必死に二人分の旅行費を夏のアルバイトで稼いできたというのに、これじゃあまた里香に嫌われてしまうじゃないか。
わたわたとあわてて「オ、オレ、後でまた入りなおすわ。」と言って出ようとしたとき、「待って。」と里香に引き止められた。
「え?」と湯船に足をかけた状態で固まっている僕に里香がこちらを向かずに言った。
「ゆっくり温まらないと風邪ひくよ。」
「いいの?一緒に入ってて。」
「しょうがないでしょ。裕一、お風呂に入っちゃったんだし。」
「じ、じゃあ。」風呂の中に戻る。ちらりと里香の方を見る。一瞬だったが、胸元までバスタオルを巻いた里香の肌は桜色をしていた。
「こっちジロジロ見ないで!」怒ったような、恥ずかしそうな声で里香が言う。
「ゴメン。」と言って里香がもたれている岩の反対側に同じようにもたれる。
「裕一はよく温泉に来るの?」
「あんまりこなかったなぁ。子供の頃何回か来た程度かな。里香は?」
しまった、と思った。お父さんや里香の病気で来られるはずはないのに、訊いちゃいけないことを訊いてしまったようで、あわてて話題を変えようとした。
「あ、あのさ里香・・・」
「家族で何回か。」
「え?」
「温泉旅行のこと。」
「あ、そうなんだ。」
「湯治がてら、お父さんとお母さんと3人でときどき来てたなぁ。お父さんがいなくなってから、私が病気になっちゃってからは来なくなったけど。でも楽しかったよ。お父さんたら・・・」
それから里香の思い出話で花が咲いた。お父さんが手を合わせて水鉄砲にし、お湯のかけ合いをしたことや、お父さんの背中を洗ったとき、広く感じたことなんかを教えてくれた。
僕は子供の頃、泳いで他のお客さんに怒られて、親父と一緒に謝ったことなんかを話した。
話が途切れて、ふと上を見上げると、湯気越しに夜空が広がっていた。
「いい天気だね、里香。星が見えるよ。」
「本当だ。あ、裕一、あっちにはお月様も見えるわよ。」
里香の示す方を見ると、半分の月がのぼっていた。


僕達は、温泉から上がって、浴衣で部屋に戻った。
和室の部屋には、布団がもう敷いてあった。
大きな布団がひとつに枕が2つ並べて置かれていた。
ちょっと待ってください。確かに里香とは付き合ってますが、いきなりこれはないでしょう。
「ゴメン。仲居さんにもう一組布団を敷いてもらうように言ってくるね。」
「いい。」
「え?」
「裕一と一緒でいい。」
僕の浴衣の袖を握って、里香が言った。頬がほんのり桜色になっているのは、風呂上りのためだけじゃないと思った。
「あの、それじゃあ一緒に寝るってことになるんですけど。」何故か敬語になってしまう。
里香は何も言わない。ただすこし頷いただけだった。

灯りを消して、並んで横になる。右側に僕、左側に里香が寝た。僕は緊張しながら、里香の左手を握った。
すると里香が僕の右手を握り返してきた。
「里香」
返事はない。ゆっくりと里香の方を見る。里香が僕の方を見ていた。月明かりに照らされて、里香の瞳がうるんでいるように見えた。
そのまま顔を近づけて、くちづけをした。里香も緊張しているようだ。僕だってそうだ。初めてなんだから。
里香を不安させないように、僕が里香に重なるようゆっくりと姿勢を変えていく。
そして、里香の浴衣をそっと脱がせていく。腰紐をほどき、浴衣の前をはだける。
「あんまり見ないで。」里香が恥ずかしそうに言う。
「手術の跡が。」
「そんなの気にならないよ。きれいだよ。」
本心だった。確かに胸の真ん中を分けるように、手術の跡があったけど、裸の里香も綺麗だった。
その跡をなぞるように僕はくちびるを這わせた。
「うン!」
里香がくすぐったいような声をあげる。
そして僕は里香の・・・


これ以上はこの板じゃまずいわな。あとは妄想で補完して下さい。

最初は非エロの後編を考えていたんですよ。こんな感じです。

部屋に戻ると、一人一人の布団があって、それぞれの布団に入るんです。
裕一は里香と一緒に旅行できたことにとても幸せを感じているんですが、疲れが出たせいか、さっさと寝ちゃうんです。
で、里香は裕一からなにかアプローチがあると思って、目をつむり寝たふりをしてたんですが、裕一が本当に寝ちゃったんで、一人どきどきしてたことがばからしくなり、「裕一のバ~カ」とつぶやいた後、面と向かっては言えない感謝の気持ちを「ありがと」と寝ている裕一にいって眠りにつきます。
翌朝、ちょっと不機嫌な里香と幸せ一杯だけど何故里香が不機嫌なのか分からない朴念仁の裕一が旅館のチェックアウトをします。
帰る途中、一生懸命機嫌をとろうとしている裕一の姿に、思わず笑ってしまう里香と、なんとか機嫌を取り戻した里香に安心する裕一は、次にどこへ行こうかと話し合うところでこの話は終わりだったんです。

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